研究内容
指のすべり摩擦挙動と触感覚の相関性評価
物体に対して指をすべらせたとき,物体の表面状態により発生する摩擦や振動に起因して,ざらざらやつるつるなどの触感覚が惹起されます.したがって,リアルな触感覚の再現による人間性に配慮したものづくりの実現のためには,物体の表面状態が指のすべり摩擦特性やヒトの触感覚に与える影響を詳細に解明することが必要です.本研究では,凹凸などの表面粗さ形状や有機分子修飾などの化学的性質に着目し,物体の表面状態の変化が指のすべり摩擦挙動やヒトの触感覚に与える影響を明らかにすることを目的としています.